2022年春のウクライナ侵攻とわたしの日常
2020年春にパンデミックが発生した際、下記の投稿に世の中の状況と自分の状況をメモしておきたくて、一気に書いた。
コロナ 時系列での感染者数の推移とわたしの日常の変化 - てれてれ日記
今日はもう一つ起こってしまった「非日常」であるウクライナ侵攻について、自分の日常と交えてメモしておきたいと思う。コロナのように自分の日常を大きく変えてはいないが、脳内は大きく変わったので。
侵攻以前のウクライナに関する自分の認識について
ー1986年にソ連領だったウクライナ・チェルノブイリで原発事故
ー2004年 ウクライナの大統領が毒を盛られてひどい人相になる
ー2014年にマレーシア航空機が突然撃墜され、ロシア軍関与か(昨年末終身刑求刑に)
(その前年マレーシア航空はもう一機別場所で行方不明になったのでよけいに話題に)
と、自分の認識は相当お粗末だった。そもそも上記ニュースの背景、なぜ大統領が毒を盛られるような事態になるのか、2014年にロシアとウクライナが戦闘状態にあったのか(Business Insider【緊迫化するウクライナ情勢、これまでの経緯は?】参照)も理解していなかった。
ではここから時系列のニュースと自分の日常について。
続きを読む【ネタバレあり】ノマドランド感想
GWでカレンダー通りなら働いている日なのですが、
開店休業状態なので午後から店じまいして映画を観に行きました。
(平日の郊外ミニシアターは優雅な高齢者層ばかりでしたよ)
ノマドランド
ちきりんが「これからの30年をどう生きたいか」を考えさせられた
と書いていた一言だけがきっかけです。
夫を失い、住んでいた炭鉱の町も閉鎖され家を失ったた高齢(60手前かな・・)の女性がキャンピングカーに乗り、季節労働者としてAmazon倉庫やキャンプ場清掃などの肉体労働をしながら、同じようなノマド(多くが高齢)や肉親との交流が描かれています。
結論からいうと、共感できず終わりました。
・映像は美しい
・演技も素晴らしい
アカデミー賞やベネチア映画祭の金獅子賞などを総ナメにしたそうですので私の感度が低いのでしょうきっと。
(ポリティカル・コレクトネスなご時世でセクシーとか歴史的英雄とか出しにくくなっちゃったからもあるのかな・・)
けど、
なぜ、望めば裕福な姉の申し出に乗り、住居に不自由せず暮らせそうなのに
姉に車の修理代20万円ほどを借りてまで、トイレの処置や駐車場所にも困る車で暮らし、季節労働の不安定な暮らしを続けるのか。
そしてアメリカには高齢のノマド達が一定数実在する(映画の脇役はすべて実在するノマド達)。
ちきりんは「これから30年、毎日孫の相手をしながら何不自由なく暮らすなんて退屈だから、厳しい環境でも自由を選ぶのかも」と書いていました。
自由はほしいけれど私は家で眠りたい。60-70代で肉体労働はつらい。(今もだ)
かといって閉鎖されたコミュニティで日がな一日代り映えしない人と話すとかはツライ。
というわけで、私は中庸を目指そうと思いましたです・・・
以下は余談。
最初Amazon物流倉庫での仕事が出てきて、「ああこないだ読んだ『メイドの手帖』に近い最低賃金(9ドルとか)の仕事か。と思ったら違いました。
Amazonは時給15ドル~で、いまコロナで2ドル上げてるそうです。
アメリカへ行ったMIYUKIブログ〜Amazon倉庫のリアルな仕事事情〜 | Wizm!(ワイズム)
本日時点の募集は(~18.8ドル)↓
Amazon.com Jobs and Careers | Indeed.com
Housekeeperは場所によるけれど12ドル~13ドルくらいの模様。↓
Housekeeper Salary in United States
とはいえ、これまで時給24ドルくらいで働けていた物流倉庫の労働者の時給をAmazon倉庫ができることで引き下げる状況になっているそうで
アマゾンの時給15ドルの仕事、中間層に上がる従来の道閉ざす - Bloomberg
その流れで労働組合結成の声が上がり、それを抑える為にAmazonが時給を上げた背景もあるようです。
Amazon従業員、労組結成を否決 組合側は異議: 日本経済新聞
今日はここまで~。
【ブックレビュー】メイドの手帖 最低賃金でトイレを掃除し「書くこと」で自らを救ったシングルマザーの物語
ご無沙汰しております。
よもやよもや1年以上続くと思っていなかったコロナ禍のGW、ほしいものリストにたまっていた本の1つ、「メイドの手帖 最低賃金でトイレを掃除し「書くこと」で自らを救ったシングルマザーの物語」を読み終えました。
オバマ元大統領推薦の言葉
「同じシングルペアレントの経験を持つ私は、子どもを守るために、自分以外、誰にも頼ることができない、という孤独感の切実さに激しく共鳴した。
これから本書を読む方は、著者はどんなに強い女性なんだろう、と思われるかもしれないが、彼女は精神的にも、肉体的にも、人と比べて強靱だったわけではない。そうせざるを得なかった、というのが正しい。(後略)」
概要は
・高等教育を受けていない28歳の女性が、暴力的な夫から逃れ、親も貧乏で頼ることができず、ホームレス・シェルターで子育てを開始する。
・日々生きていくために、メイドとして最低賃金の時給で人の家のトイレを掃除し、そのために熱が出ていても子供を託児所や元夫に預け、自分も痛み止めを飲みながら綱渡りで仕事をし、夜は大学の学位を得るために勉強する。
・ギリギリの暮らしの中、ハウスオーナー達の留守の間に掃除をする幽霊のような存在である自分自身、自堕落な同僚、生活保護を受ける者への差別的な発言(私が税金を払っている、生活保護を受けているのに子供がおめかししたりオーガニックフードを買っている等)ことに精神を削られる
・そんな中でもブログで日々を綴り、心あるハウスオーナーとの交流を通じて自身の作家になる夢に実現に向けて進んでいく・・
といったお話。
生々しい感情や事件も満載なので、心を揺さぶられたい方はぜひ本を手に取ってみてください。
私もほぼワンオペで乳幼児を育て、今もワンオペだけれども、やはり本当に一人であることの重みは当たり前だが全く違う。そして、最低賃金で子育てしていくことも。
これを読んでも完全にその立場を理解することにはならないだろうが、それでもその状況にいる人の内面や環境を知ることができてよかった。
以下は私が反応したポイントです。
(共感性ゼロな自身の立場からですがご容赦を・・)
- 「ただ一人、隠しカメラをつけているというオーナーに仰天した」
- 「クライアントの多くが、私が憧れとともに思い出すもの(刈り込まれた芝生、ブランコのある大きな木、犬、たくさんのバスルーム)を持っていたが、彼らは人生を楽しんではいなかった。
- ・「私には途方もないほど重い責任があった。
「ただ一人、隠しカメラをつけているというオーナーに仰天した」
というくだり。日本人はメイドを家に入れることに慣れておらず、ましてや留守中に家に入れることに相当抵抗がある。私が東南アジアで暮らしていた時も、留守中には掃除メイドを入れないという日本人家庭が多かった。
そして、私が週1で雇っていたフィリピン人メイドさんは同じマンション知人宅で毎回現金を盗んでおり、確信を得た知人がカメラを仕掛け、結局警察を呼ぶことになったのだった。
彼女は夫は働き娘は大学に行っており、決してギリギリの貧困層ではないのだが、それでも、私が彼女から感じたのは初回の「仕事を得るために媚びを売る表情」と、「ハウスオーナーに対する憎しみ」だった。今から思えば、だけど。
信頼を得ているメイドさんもたくさんいるのだけど、人のトイレを掃除するという仕事から、それを頼んでいる人への憎しみはあっても不思議でない。
私も絶対に同じ立場に立ってはいなかったのだろうし、完全に信用もできなかった・・・
・と思っていたら、巻末の渡辺由佳里さんの解説に関連する記載があった。
ーアメリカで渡辺さんがトイレ掃除をしていたら、娘の友達に「あなたの家、貧乏なの?」と聞かれた。経済的に成功した白人女性はハウスキーパーを雇っている。
ー周囲の白人女性の発言の端々からは「経済的に成功した女は自分でトイレ掃除をするべきではない」という考え方が滲みだす。また、(有色人種や移民女性であるメイドたち)に対する白人のクライアントの態度には、テレビや映画でみるイギリス貴族のような横柄さがある。
ー「トイレ掃除からの解放」は欧米の女性には「抑圧されてきた女性のステレオタイプからの解放」かもしれないが、押し付け先が有色人種や移民、予期せずシングルマザーになった本書の女性など 仕事の選択肢がない女性たちになっている。
アジア人でも露骨にメイドを差別する人もいたし「トイレ掃除!?やったことないわwww」って笑うマダムもいた。自分自身、「誠意をもってメイドさんに接することと、仕事の質を期待値通りにやってもらうよう伝えること」の加減は結構難しかった。
でも盗難は普通に気を付けるけどなぁー。というわけで私は留守宅に掃除してもらうのは性に合いません(笑)
「クライアントの多くが、私が憧れとともに思い出すもの(刈り込まれた芝生、ブランコのある大きな木、犬、たくさんのバスルーム)を持っていたが、彼らは人生を楽しんではいなかった。
長時間働き、長距離を通勤し、ほぼ全員が鬱や不安、痛みを和らげる睡眠補助剤を持っていた。」
「健康的な食べ物やジムの会員権や医師は人間を健康にし、元気にしてくれるものだと思っていた。もしかしたら、二階建ての家を維持すること、うまくいかない結婚生活、壮大な幻想を維持することは、彼らのシステムに大きな負担をかけるのかもしれない。貧困が私に同じ負担をかけていたように。
存在しない幽霊のように留守宅を掃除し、彼らの汚れたティッシュやトイレを片付けながら、大きな家の持ち主の夫婦関係が破綻していたり、疲れていたりする様子をうかがう作者。800万円以上の収入になると幸せと収入は相関がなくなるといいますが。
でもアメリカの家ってどんなのが平均的なんでしょう。ぐぐってみると、2019年時点で2800万円で買える家は、田舎だと「絵にかいたようなアメリカンドリーム」な広い家、でもシカゴやサンフランシスコだと小さな家、NYだと48㎡でした。
そして、コロナ禍でさらに住宅は供給不足になっているようで、日本と同様郊外と地方の住宅価格が上がり続け、海外旅行に行けないお金持ちはフロリダやリゾートに豪邸を買い、現在18歳から29歳の若者の52%が親元に戻って同居しているとか。(大学休校、仕事リモートワークの飲み会禁止じゃ都会に住む意味ない・・確かに)
コロナ禍でも価格上昇!?アメリカ住宅価格が値上がりを続ける「特殊事情」【連載】幻想と創造の大国、アメリカ(23)|FINDERS
完全に脱線してしまいました。
・「私には途方もないほど重い責任があった。
ごみを出す。食料品店で選んだ食品を家に持ち帰る。料理する。掃除する。トイレットペーパーを補充する。ほこりを払う。車のオイルチェックをする。ミアを医者や父親のところまで送り届ける。(中略ぐるぐる回るミアを、飛び回るミアを、滑り台を滑るミアをすべて観察する。ブランコに乗った彼女を押すのは私で、夜、寝かしつけるのは私で、眠りにつく彼女にキスをするのも私だった。」(この先には支払いの心配をして胃が痛くなる記述が続く)
私も38度7分でも車をぶつけながら子供をお迎えにいったり、その足でご飯を食べさせ、お風呂に入れ、寝かしつけていた。
それでも、休みを取ると有給休暇はもらえたし、ストレスは体力的なしんどさと、余裕のなさ、そして夫婦なのに私だけがこの重圧をフルタイム仕事と両立しなければならない理不尽さへの怒りだった。
生きていくための必死さではない・・。
「 僕はイエローでホワイトでちょっとブルー」の感想にも通じるけれど、自分を含めた世の中、人種や性別、国籍のダイバーシティに比べると縦のダイバーシティに踏み込んでないかも。自分自身も、テーマとして温めていこうと思います。
YAMAHAのNETDUETTOを試してみた。有線必須
数少ない趣味の1つが歌うことである。
で、オンライン・リアルタイムで人とハモれないかと思って色々試し始めたところ
京都フィルハーモニー室内楽団のオーケストラでリアルタイム収録をしたとのこと!
サイトみると使ってるっぽいのがYAMAHAのこれ。
β版でサポートなしだが、遅延なしでハモれたら素晴らしい。
推奨環境は
光回線などのブロードバンド環境
ASIO対応オーディオインターフェース(1万円前後のアンプみたいなの?)
詳しくはFAQ
友人2名に声をかけてみてMP3の音源を1人がNETDUETTOにUPし、3人で歌ってみましたが・・
・1人は音声がよくなくて音割れ
・MP3の音源は時々パケットが落ちて遅くなり
・調整の余地ありかもだけど他の2人の歌声が非常に小さく聞こえた。
原因は色々あると思うが
・私以外の2人はWifiでつないでいる( Wifiの人のが普通多い)
・光推奨だが私もマンションタイプなので100Mbps弱(しかも下でドラマ24見てるし!)
・ASIO対応オーディオインターフェースなし
全然推奨のいうこと聞いてないので、まぁ難しかった。
うまくいかないなあ・・とぐぐってみたら
こんな素晴らしい音合わせをしている人も。
この方々はやはりそれぞれASIO対応オーディオインターフェースと
有線接続しているそうです。
素人でインターフェース買ってまで付き合ってくれる人はなかなかいないかもしれない。
でも歌だけだったらオーディオインターフェースいらんのでは?
有線でヘッドセットをPCに直接つないだ状態で遅延をチェックすると
わりと大丈夫そう。
遅延チェックテストルームがこのURLがの最下部にあります
また改善できたら、報告します!
コロナ 時系列での感染者数の推移とわたしの日常の変化
コロナがどんどん蔓延していく状況を書いていたイタリア在住の日本人の方のブログを見て、あ、このおかしな状況は書き留めて置きたいと思うようになった。
私は昨年転職して新しい環境に追いつくのに必死で、途中までそれどころでなかった。というか、まだコロナを自分ごととして捉えられていない(自粛はしているが危機感という意味で)中、世の中がどんどん非常事態になっていく。
その中で自分の優先順位や、価値観が揺さぶられていて、多分自分の考え方がBefore afterで変わるし、世の中の価値観も変わるのではないかと思い、忘れたくないなと思った次第です。あと、非常事態ならではのある意味滑稽なニュースもメモりたかった。
※感染者数は主にNHKのリンクから取っています。また、感染者数が倍になるまでの日数は、200->400->800くらいのざっくりした捉え方です。
12月 研修出張。大量の新しい情報・人間関係・生活リズムなど環境変化への対応に必死。
2019年12月31日、中国はWHOに対し、武漢市で「原因不明の」肺炎のクラスターが確認されたと報告。
2020年1月7日 新型コロナウイルスと判明
2020年1月16日 国内初の感染確認
武漢市から帰国した神奈川県の30代中国人男性から、新型コロナウイルスを検出した。
1月中旬 アメリカ出張。武漢のことは報道され始めていたかもしれないが、コロナの話題はなく、誰も気にしていなかった。
私は新職場での大量の情報を消化するのに必死。
1月23日
武漢市が、当日10時以降に武漢市外へ出る交通網(空港・鉄道)を一時停止すると発令。全国から武漢へ入る水・陸・空路の一時閉鎖も緊急通知。
ー>私 中国の対応に人権意識が違う国、人口1000万人の都市を閉じ込めるなんて民主主義国家ならありえないと感じた記憶。移動の自由を断ち、中の人は飢えないのか、など思った。
私は仕事でアップアップしている。
1月28日
会社から、中国本土及び香港から・への往来出張は避けるよう指示。
1月30日、WHOは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たると宣言した。
2月3日 毎日トップニュースで中国武漢とWHOの会見が流れるようになった。
2月5日 中国と友好都市協定を結ぶ北九州市や豊川市がマスクを中国に寄贈。
九州に住む友人が、飛行機に乗るリスクから大阪出張を会社が中止したと伝えてきて、大げさな、なぜ国内線で、と思う。
その友人を含むLINEグループには言わないでおこうと思いながらシンガポール出張にいった。中国からのフライトはシンガポールは停止しており、シンガポール市民はSARSで死者が出た経験からかなり危機意識が高く、タクシー運転手も従業員もマスクをしていた。
中国からの海外ツアーが禁止され、お、今年は京都の桜とか空いてるしチャンスじゃないか と思っていた。
2月6日頃
クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号で集団感染が起きて連日クルーズ船内の感染者が報道される。
私は仕事でアップアップしている。
コロナは8割が軽症という報道。私もウィルスは春になったら無くなるだろうとインフルエンザ的に捉えていた。
60枚入りの徳用箱詰めマスクに8000円というニュースが流れたり
手作りマスクがメルカリに出品されたり、作り方がSNSに流れていて
えぇ~?と思う。マスクで感染は防げないと私はあまり気にしてない。(気遣い用に所持)
2月X日 ホテルでお客様を招いた業界イベントが行われる。受付のイベントスタッフがマスクをし、お客様にマスクを配布する(まだマスクがあった!)が
宴席なので、誰もマスクをせず、100名ほどで2時間ほど歓談が行われた。
私はそこで歓談したお客様の訪問アポをとり対応にアップアップしている。
2月13日 国内初の死者
神奈川県在住の80代女性が死亡。国内初の死亡者となった。中国との明確な接点はなく、国内での市中感染が懸念される事態になった。
2月16日 国内感染者数(クルーズ船除く)59人
2月20日頃?
マスクをして一泊の東京出張に行く。空港に向かうバスで乗客が全員マスクをしていた。この翌週くらいに国内出張が禁止となる。
2月21日 - 日本での感染者が100人を超え109人(倍になるまでの日数 5日)
イタリアのロンバルディア州で16名のクラスタ感染が確認され、そこからヨーロッパの感染拡大の報道が増える。
2月下旬 コロナで新規営業訪問を断られるケースもちらほら出てくる。
お客様にマスクをして訪問するようになる。
町中でドラッグストアに並ぶ列(マスク・トイレットペーパー)をよく見かける。
2月22日 一泊でスキー旅行に行く。暖冬だがなんとか滑れて子どもたち喜ぶ。
2月25日 会社のセミナーがオンラインに切り替えとなる。
2月27日 いまから数字を達成していくぞー!というエイエイオー的な社内イベント。
丸一日会議室にこもるチームミーティング、皆でまずいかな?と冗談をいいつつ、
1日3件客先回ってこい とハッパをかけられる。
2月27日 国内感染者数 214人(倍になるまでの日数 6日)
その夜、安倍首相による春休み明け4月9日までの一斉休校要請。この状況でお客さん新規でどうやって回るねん、と仕事の不安いっぱいになる。
2月27日 高島屋、国内10店の営業時間短縮 従業員1000人在宅勤務に
2月28日 ディズニーランドとUSJが休園を発表
会社が日本の社員に在宅勤務推奨の通達を出す。
学校が学童保育に行っていない児童も春休み前までは午前中預かってくれることになり、次男は午前中学校に行き、もたせたお弁当を食べて帰宅。
古い企業に勤める旦那が週1回在宅勤務週1休みを取ってくれるとのことで、私はまだ出社していた。
私は仕事のことばかり頭にあった。
長男は放置。問題集を渡しただけ、空き時間はサッカーをしにいっていた。
3月1日 ご近所さんがトイレットペーパーが手に入らないので譲ってあげた。
業界の春の大きなイベントが軒並みオンライン実施に切り替えられる。
日中は仕事に没頭、夕食の時間に感染者数のニュースを見るのが日課となる。
県別の感染者数レポートで最後まで感染者ゼロで残る岡山・鹿児島・鳥取・島根・岩手などに「飛んで埼玉よりも田舎があるじゃないか」と、ちょっとほっこりする。(4月18日現在岩手のみ感染なしに・・)
NHKが感染防止として「ミングる」という英語のMingle(仲良くなる的意味)をもじった言葉を使うが一瞬で消え去り、その後「みっつの密」という用語キャンペーンが張られる。
百貨店、大人気のレストランもガラガラでランチが選び放題だが経営が心配。
会社が日本・韓国・台湾の社員に海外出張禁止の指示。
3月6日 国内感染者数 417人(倍になるまでの日数 8日)
3月7日 ニューヨーク州が非常事態宣言(その時点でのNY市の感染者数12人)
3月9日 食べた牡蠣のせいか、下痢と発熱。近所の医院に行くが、コロナ対応で隔離して2階で診察される。
夫にはこの状況で都会で外食したことを責められる。また、お客様のアポを1件延期、1件先輩に代打してもらうことになり、
このご時世に発熱することの周囲への影響を自覚し反省。
その翌日3月10日にイタリアが全土のロックダウンを開始。
そのころ 夫の会社がマスクして出社指示を出すが手に入らないため難儀する。
3月12日 ギリシャのオリンピアで聖火の採火式が中継され、NHKの盛り上げ方に無理を感じる。
会社が全世界の社員に在宅勤務推奨の指示を出す。
つづいてヨーロッパからのフライトも制限。
前後して大多数の国が日本や他国からのフライト制限または到着後隔離を発表する。
東京で桜が開花
3月15日 国内感染者数 818人(倍になるまでの日数9日)
3月19日 冒頭にあげたイタリアの医療崩壊のブログを拝見し、うつさない為に家にいることの大切さが腑に落ちる。
3月20日 アメリカ国務省は、全国民に海外渡航をせぬよう促す警告をレベル3から最高レベルの4に引き上げた。(これまでレベル4の国:シリア、イラン、イエメン、北朝鮮)
3月20日 国内感染者数が1015人と1000人を超える。
3月21日-23日 連休 ぽかぽか陽気。
関西の桜も開花
3月23日 会社指示が在宅勤務推奨から、在宅勤務が指示になる。
「お元気で~」とか「オンライン飲み会やろうー」とか言葉を交わしながらオフィスをあとにする。
仕事は全くかわりない。在宅勤務しつつアップアップしている。
3月24日 オリンピックの延期が決定される
ー>2月はじめインフルエンザ並みの認識だった私、延期はあったりまえやろう と思うようになっている。
3月24日 豊川市が中国に送ったマスクを返してと発表し、大量に送ってもらえることに
3月25日 小池知事が緊急記者会見。感染爆発 オーバーシュートの一歩手前 ロックダウンを避けたい と警告する。ここから百合子、俄然存在感を増す。
緊急事態宣言を出すのか、休業補償は、という話題がニュースやネットで連日取りざたされる。
このあたりから、在宅勤務が一気に巷に広まる。
夫も完全在宅勤務となり、家族4人全員が一日中家にいる生活に・・・
3月28日 国内感染者数 1725人(倍になるまでの日数 13日)
在宅勤務、一人暮らしの同僚、人と会えないことから、週一回30分雑談しようと誘われる。Welcomeです!
3月29日 志村けんさんがコロナ感染、死亡 一気に身近に感じる人激増
3月31日 鳥取型オフィスシステムが話題になる。
3月31日 遺書を書いたという知り合いのSNS投稿を見る。
そっか、そういうことも考えなければなのか。銀行の暗証番号とか管理しているのは私なので、そういうリストもいるかもしれない。
4月1日 安倍首相が布マスク2枚を全家庭に配布すると発表、ずっこける
4月2日 地元自治体がGWまでの休校延長指示。
子供の塾はZOOMに切り替わる。ZOOMの安全性が問題となるニュースが流れる。
誰にも会えないならオンライン飲み会だ!と海外のママ友と久しぶりに語り合う。
4月4日 国内感染者数 3496人(倍になるまでの日 8日)
4月7日 緊急事態宣言が7都道府県に出される。全面休業した百貨店4社の社長、国に呼び出されて叱責される(気の毒)
4月11日 国内感染者数 6898人(倍になるまでの日 7日)
4月14日 大阪府が医療用現場で防護服が不足しているため雨合羽の寄付を募集
これを書いている4月18日夜現在
国内感染者数 1万311人
・・時系列で書いた感想。
ここ2ヶ月くらい同じようなニュースをずっと見てきていて、生活にもあまり変化はなかった。ただ、ひたひたと感染者が周りに増えてきているような報道、
死者が増える報道、命を守る為に家にいろという報道と、
一方であまり変わりない仕事に忙殺される平日の感覚があまりにかけ離れていて
あれ?私、仕事に追われているうちにあっという間に死んだらどうしよう?
とか、
人間死を意識したとたんにやりたいことがわかるっていうけど、その感覚すらまだない?
と、私の鈍感力に呆れている。
しかし仕事はしなければならないし(本当にそうなのか?)
足元を振り返る時間もない(本当にそうなのか?)
自分ごととして本当に意識するのは、かかった時なのか。
それって愚かなような気もするが。こうして不穏な空気の日常が過ぎていくのだろうか・・・
オチなしで失礼しました。また心情を整理していきます。
「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」受験して上質の温室で子供を育てることについて(2)
#ものっすごい雑にかきあげたので、また手直しします(汗)
タイトル長い・・ブックレビューですが、受験にまつわるモヤモヤ(2)です。
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耳読だけでなんだか涙が出る箇所がたくさんあった。私のなんの琴線に触れたのだろう。
前回「底辺なんて見なくて良い」という考えにモヤモヤした後に読み、社会の縮図のような元・底辺校のトラブルにまっすぐ対峙していく息子とその母になにか感じるものがありました。その後、私の内省はまだ二転三転続きます。
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ブレイディみかこさん。
もともと音楽好きで渡英したが、ライターや翻訳をしながら保育士までやっておられるという方。
前に日経のコラムを書いていた音楽ライターの人が同じ名前だったような気がするのだが、Wikipediaで見つけられず、記憶違いかもしれない。
彼女と白人であるトラック運転手の夫との間に生まれた子供が通う、元・底辺校であるイギリス・ブライトンの中学校の人間模様について書いた本です。
このブレイディみかこさん、一人息子が小学校の間はたまたま、カトリック系のとてもお行儀の良い公立小学校に入れていた。
息子さんは真面目で、生徒会長をしていたそうだ。
中学にあがるタイミングとなり、地区の公立中学校を見学に行く。
優秀な学校は人種の多様性があり、進学実績が立派。しかし空気が「死んでいる」・・・先生は前方に座る熱心な生徒だけに向かって話し、後方には全く聞く気がない子どもたちがダベっていた。
一方、 生徒の9割が白人、 「ホワイト・トラッシュ(白いクズ)が行く」などと言われる元・底辺中学校(今はまんなかへん)は・・
「音楽が盛んで、子どもたちがイキイキしている」「アップタウン・ファンクの演奏がうまかった」「セックス・ピストルズの写真が飾ってあるなんて、イイ!」
と母である著者は見学を楽しむ。、結果、母に影響されたのか、友人の1人がここに通うからか、息子はこちらの学校を選ぶ。
公立中学校に進み、初めての地区プール大会。
プールを挟んでこちら側はぎゅうぎゅう詰めの生徒と、その親たち。
一方、むこう側はガラ空きで優雅に座る生徒と、その親たち。
手前が公立、向こう側が「ポッシュ(金持ち)校」、私立である。
レースも私立の子たちは選手用の水着を着て美しいフォルムで泳ぎ、圧倒的な強さである。
一方、公立で強いのは成績上位の1~2校。あとは、海水浴に行くようなぶかぶかした水着を履き、フォームもめちゃくちゃ。
つまり、習い事に行けるかどうか、親の経済状況ではっきりと実力にも差が出ているのだ。
そんななか、とびきりボロい水着の男の子がたった一人、圧倒的な速さでメダルを獲得する。
その子は勝利のポーズを「こちら側」の観客席に向けて見せ、保護者たちは大喝采。
学校には
・東欧出身で親は自営で成功、BMWを乗り回す白人のダニエル。黒人の子にジャングルでバナナでも食べてろという恐ろしく古い差別発言をし、最終的にイジメられる
・地区でもやばいと言われる公立高層団地に住み、一番上の兄はドラッグをやりすぎて死にかけ、真ん中の兄はいつも食堂で万引をし、本人も万引を重ねいつも空腹、制服のひじに穴があいているティム
みたいなのが混在し、労働者階級が低辺を見下したり、イギリス人貧困層が東欧の子をバカにしたり、など裕福な学校とは違うハードな多様性である。
日々起こるトラブルは
「万引をした貧困家庭の子を級友たちが説教していたが、そのうち『貧困団地のクズが』とかいいながらボコボコに殴り始めた」
とか、
「大きな家に住む金持ちだが被差別地域に住む子がとても貧しいボロ家住まいの子に『ボロい借家の子』とバカにした。借家住まいの子は『あの地区の住民のくせに』と言い返し
殴り合いの喧嘩になる」
とか。
「多様性っていいことなんじゃなかったの?小学校の時は外国人の親がいる子もたくさんいたのに、こんな面倒なことにはならなかった」とため息をつく息子に
母は「カトリック学校の子は国や民族は違っても、家庭環境は似てたからだよ。フリー・ミール(配給券)なんて使ってる子いなかったでしょ。
違う多様性がある」
「多様性ってやつはうんざりするほど大変だし、喧嘩や衝突が絶えないし、めんどくさいけど、無知をへらすからいいことなんだと母ちゃんは思う」
「分断とは、一人ひとりが沢山持つ属性のそのどれか一つを他者の身にまとわせ、自分のほうが上にいるのだと思えるアイデンティティを選んで身にまとう時に起こるものなのかもしれない」
と応じる。この母が、本当に視点が深く、貧困家庭も含めた人間関係に自然に分け入っている。彼女自身の子供時代も決して裕福ではなかったとも。
そして、カトリック小学校で真面目に育った息子。
日々起こる様々な摩擦やトラブルを曇りなき眼でみつめ、対峙していく。逃げない。
差別や悪意、価値観がひりひりするような喧嘩、投げかけられるアジア人への侮蔑的な言葉など様々な目に遭いながらも
自分なりの考えや采配で乗り切っていく。その度に深い洞察を母親に投げる。それがなんだか涙が出るほど感動した。
「僕は人間は人をいじめるのが好きなんじゃないと思う・・・罰するのが好きなんだ」
とか、
(不用制服のリサイクルボランティアをする母に)
「ティムに制服ゆずりたいんだけど、さりげなく」
とか。
もう、ティーンのプライドと友情を尊重しながら、友達を助け、喧嘩をいさめていくのだ。
あと印象に残ったこと。
・現在の小さな政府になってから、貧困家庭の子供は本当に食べるものがない。教師たちはポケットマネーで彼らに食べさせている。教育よりも、まず生きることが優先されている。「こんなひどい状況はサッチャーの時もなかった」という先生の話
・福岡に帰った時にただの酔っ払いのおじさんに
YOUは何しに日本へ?と言われ「英語しかわからないなら外国に帰れ」と言われるシーン。
・グレタちゃんが学校を休んで温暖化について訴えるスクールストライキをして、イギリスの中学生たちも「行きたい!」となる話。
公立の成績上位校は(変な話だが)学校から金曜日にデモに行って良い許可が出たそうだ。
しかし元・底辺校はそうはいかない。「デモの許可を与えても、結局喧嘩したりドラッグやったりトラブルになっては困る」と許可が降りない。
で、
知らなかったが、イギリスでは授業を休ませて親が旅行に行ったりした場合、罰金60ポンド(約8600円)を払わされるそうだ。
となると貧困家庭の学生たちは「学校が許可しないのにデモに行くと、親が罰金を払わせることになるから、行けない」
「俺たちもクールなデモに参加したかった」
となるのだ。
デモに参加するにも経済格差があるとは。
・白人ばかりの元・底辺校で、中国系のラーメン屋の息子が生徒会長になった時に著者が胸のすくような思いがし、なぜそう思うのか考えたこと。
その生徒会長と息子が歩いていた時に白人にからかわれ、生徒会長が回し蹴りをして問題になった時のこと。生徒会長は息子のために憤慨してくれたのだが、白人と日本人の間に生まれた息子は、自分がからかわれていると気づかなかった。つまりアジア人としての同胞意識が自分にはなかった。白人にもなければ日本人にもない。自分自身の帰属意識がないことに気づいて考え込んだこと。
・Empathyとは、誰かの靴をはいてみること。
Sympathyの方は、かわいそうな立場の人や問題をかかえた人、自分と似たような意見をもっている人々に対して人間が抱く感情のことだから、
自分で努力をしなくても自然に出てくる。だが、エンパシーは違う。自分と違う理念や信念を持つ人や、別にかわいそうだとは思えない
立場の人々が何を考えているのだろうと想像する力のことだ。シンパシーは感情的状態、エンパシーは知的作業ともいえるかもしれない。
「他人の靴を履いてみる努力を人間にさせるもの。そのひとふんばりをさせる原動力。それこそが善意、いや善意に近いなにかなのかもしれない」 (著者)
すっごくつらつらと書いてしまいました。もう少し整理できたら、していきます。
マネーという名の犬
マネーという名の犬
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(Kindle Unlimited対象です)
子供向けに書かれた本ですが、充分大人向けに沁みたので紹介です。
私はここ1年ほど Kindle の読み上げ機能で耳で本を聞くのですが、やさしい言葉で書かれているので耳読におすすめです。
投資家の村上世彰さんが監修されています。
彼が書いた「生涯投資家」という本にも感銘を受けましたが、彼が最も子供にわかりやすい本として選ばれたそうです。
「生涯投資家」についてもまた別途書きますが、自分が小さい頃から好きで得意だったお金儲けで社会に貢献しようとして突き進んできた村上さんが出る杭として打たれ、仕事を奪われ、家宅捜索に巻き込まれた娘さんがストレスから初孫を流産してしまう という辛い体験が書かれています。そんな中自分自身を振り返ったのが「生涯投資家」であり、その収益は子どもたちにお金について教える為に使うと決められていたそうで、それがこの本です。
前置きが長くなりました
この本は子供にわかりやすいようにお金の単位は日本円で書かれていますが、ドイツ人の著者で、キーラという少女が主人公です。
キーラはお父さんとお母さんがいつもローンの返済のことで頭を悩ませていることを知っています。そして、犬を飼いたいと思っていたけれども大きな家に引っ越したためローンが増え余計にいさかいが増えているという状況です。
そんなある日、家の前に怪我をした大きな美しい白い犬が倒れていました。キーラと家族でその犬を介抱し、マネーと名付けてしばらく飼うことにします。
(「お金」と名前をつけるなんて・・とお母さんはお金への後ろめたいイメージを思い出します)
その犬はある時からキーラの心の中に話しかけてきます。犬と二人で森の中の隠れ家に行った時だけ犬はキーラの心の中に語りかけます。
驚きながらもキーラは色々質問しますが、
犬はキーラにどんなことを成し遂げたいのかと尋ねます
彼女は10個の願い事を書き、さらに一番大切な3つにしぼります。
・来年の夏アメリカに留学したい
・パソコンが欲しい
・借金に困っている両親を助けたい
犬はキーラに3つのことを話します
1.願い事リストに写真をつけた「夢アルバム」を作って毎日眺めること
2・それぞれの夢に合わせて夢貯金箱を作ってお金をいれること
3.決めたことはすぐにやること!
キーラは夢貯金箱にアメリカに留学するためのお金として最初500円を入れます
お母さんは貯金箱を見つけ何のためと尋ねますキーラは恥ずかしいと思いながら留学のためと伝えますそうするとお母さんはちょっと考えて1月500円として一年で6000円60万円貯めるのには10年かかるわねと笑います
キーラは少し傷つきます。
また、どうやって大それた願い事を叶えるのか検討もつきません。
自信をなくしたキーラに、犬は
成功日記をつけることを勧めます。毎日少しでもできたこと成功したこと夢に向かって進めたことを書いていくようにと。
(そしてこれが、後々困難や恐怖に直面したときに読み返す大切なノートになるのです!)
犬はまた、もう一つの事を伝えます
「自分ができることで他の人の役に立つことを探してごらん」
私にできることなんてないわというキーラに、犬はアメリカの小学生がお金持ちになった例を話します。
雨の日だって雪の日だってどの家庭もドアから出て濡れながら郵便受けの所に行って新聞を取らなければなりません。ある小学生が、雨の日も雪の日も僕が月1ドルで代わりに郵便受けから新聞を取ってドアの隙間に差し入れます という商売を始めました。
たくさんの家がこの商売に乗り、そのうち彼は同様にゴミ出し、ペットの世話、水やりなどであっという間に月何百ドルも手に入れるようになりました。一人では回らなくなり仲間を使い 規模を拡大していきます。そしてそのことで本を書き有名になり、テレビ出演をし、億万長者になったという話です。
キーラはそれを聞いて自分に何が出来るだろうと考えます
マネーは君は「犬と遊ぶのが得意だね」と教えます
キーラは近所の家にいる犬に奥さんが四苦八苦しているのを見ていました。自分ならもっとうまく犬を手なずけられるのに・・。実際キーラは犬とその犬とよく遊んでいました
ドキドキしながらキーラはその家の前に行き、話を切り出します
「もしよかったら私が散歩に連れて行きますよ」
その家のご主人と奥さんは大喜びでキーラに依頼しました
キーラにとって犬と遊ぶのは好きなことで犬を手なずけるのも得意なこと
そしてキーラはその家ともう一軒もう2件ぐらいの家と契約を結び散歩を連れて行きます
そうしたことを成功日記に書いていきます
またある時、犬はこう伝えます
「どんなに小さくてもお金は使う分と将来の分に分けること」
金のガチョウの話を例え話に使います。ある農夫が自分のガチョウが金の卵を産み、一日目は大喜びでした。二日目三日目と経つにつれガチョウが1日に一つの卵しか生まないことに腹を立て、ガチョウを殺してしまうというお話です。
これはよく収入の2割を投資に当てなさいという話に出てきますが、のちほど金利の話も出てきます。
そうこうするうちにマネーと名付けた犬のご主人に出会います。
犬のご主人は怪我をして入院していたために犬を探すことができなかったのです。
キーラは犬を返さなければいけないと思っていましたが、そのご主人に一目会うとその人がとても好きになりました。ご主人もまだ病院にいなければならないこと、犬もキーラといるのが幸せそうなので、引き続き世話をしてほしい。これまでとこれからの代金はお支払いする、その代わり週に1回病院に犬を連れてきてほしいと伝えます。
彼女は「お金をもらうなんて。この犬が好きだから世話していたのに」と思いますが
ご主人は、
「得意なことでお金をもうけることは、悪いことではないよ」といいます。彼は実際に成功した資産家でキーラに色々なことを教えていき、様々な歯車が合わさって、キーラの願い事が現実に向かって行くのです・・・・。
この辺までが前半です。
私が印象に残ったことは以下の5つです
・成功日記をつけること
・早い段階から収入から取り分けて投資し、複利の恩恵を得ること(子供でも!)
・自分の得意なことこそ感謝される
・幸運は、常に準備と努力の結果である
・やると決めたことは72時間以内にやる!
他にも「お金持ちになれば人を助けることができる」「お金を汚いと思っているうちはお金はたまらない」など出てきますが、
つまりは
・得意なことに努力を集中せよ。結果としてそれをお金に変えよ
・得たお金は使い切らず、投資に回せ。
・増えたお金で人を助けることができる
ということかなぁと。
やると宣言して1年以上経っていること、沢山あります・・・
やる気を引き出す「スイッチ!」の本で、象使い(理性)と象さん(直感や本音)が頭にはいて、どれだけ象使いが頑張っても巨大な象さんが腰を上げないと行動にはならないとありましたが。
自分がすいっと動けてしまう得意なことで皆が必要としていることを小さなタネでもいいから見つけること。
世の中の成功している人はみんな自分の得意なことに取り組んでいること。
果たしてそれができているかな?と改めて立ち返ることができました。
この本の著者も大人からたくさんのフィードバックが来ていることに驚きつつも、「子供と大人のためのお金の本です」とあとがきにありました。
お金と、天職探しに迷うかたにおすすめです。